非対立
- 作者: 高木善之
- 出版社/メーカー: 『地球村』出版
- 発売日: 2016/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最初の質問
Why? 高木さんの本、おもしろそう
What? 非対立の生き方
How? 世界平和の実現にむけたステップ、非対立な自分
実践アイディア
「非対立」を常に意識
帯
「非対立」が広がれば、世界は大きく変わる
もし、あなたの中に「非対立」が根を下ろしたなら、世界が明るくなり、人がいとおしくなり、景色がきれいになり、笑顔が増えるだろう。
怒りは損得勘定
相手がミス・・・部下なら腹が立つ、上司なら腹が立たない。
足を踏まれた・・・誤れば腹が立たない、謝らなければ腹が立つ。
怒りは相手次第、状況次第。
怒りはどうしようもないものではなく、自分で判断している
思い通りにならない
怒りのほとんどは、「思い通りにならない」ことによって生まれるのでは。
天気は思い通りにならないが、腹は立たない。
「思い通りにならない」とわかっているものには、腹は立たない。
ということは、思い通りになると思っているから、腹が立つ。
「人は思い通りになる」と勘違いしているから、腹が立つ。
結局、腹を立てる原因は、自分の勘違いや、自分の失敗なのだ。
したいかしたくないか
本音と建前が違うとき、人は悩む。
「ねば、べき」で悩むときも、本音と建前が違う。
「ねば」で考えている問題を、「したいか、したくないか」で考え直すとわかりやすい。ほとんどの場合、したいことをしたほうがいい。
対立の元は「怒り」
「怒り」がある限り、問題は解決しない。どんな言葉も伝わらない。どんな意見も説明も、どんな謝罪も、相手には別のものとして伝わる。
相手にはすべて、「言い訳」「屁理屈」「攻撃」「挑発」に聞こえる。
相手には「ケンカを売られた」と思われる。
対立の元は、「正義感」
正義感は、怒りよりもたちが悪い。
正義感は、「自分が正しい、相手が間違っている」という思い込みのこと
「非対立」は対立しないことだが、我慢することでも諦めることでもない。
「非対立」は対立を避けることではない。「避対立」ではないのだ。
「非対立」は、「対立せずに問題を解決すること」なのだ。
地球村の基本理念、非対立
- 「対立」しない。怒りや正義感を持たない。
- 講義要求、主義主張、争いをしない
- 解決に向けて平和的に話し合う
- 事実を基本とする
- 具体的な解決策を共に考える
地球村の活動
- 事実を知る、事実を知らせる。
- 解決を共に考える。具体的に提言する。
- 実践する、できることをする。
- 解決に向けてネットワークを広げる。
モノサシはいらない。モノサシはごまんとある。
- 「いい、悪い」
- 「きれい、きたない」
- 「ねば、べき」
- 「甘いと甘ったるい」、「みずみずしいと水っぽい」
- 「助言とお説教」、「親切とお節介」
- 「生意気、頼もしい」
- 「勇気があると無茶をする」、「臆病と慎重」
- 「信念と囚われ」、「教育と洗脳」
- 「常識と非常識」
モノサシは自分でとるしかないのです。他人はお手伝いすることしかできません。
「あなたの命を救うのはあなた自身です。あなたは、死にたい、死にたいというばかりなので、お手伝いができないのです」
↓
「死ぬしかない」というのは、「死ぬつもりで頑張りなさい」という意味なのだ。
非対立は実現できる
- 本当に問題を解決したいのなら、非対立が第一歩
- 「正しい」「正しくない」は、自分勝手なモノサシ
- 「受け止める」ことができれば、「怒り」や「混乱」などはほどけてくる
ポイント
- 笑顔、笑声、笑心(えがお、えごえ、えごころ)
- 「ねば、べき」を外す
- モノサシをはずす
高木さんの考える、「自然と調和した幸せな社会」
- 自給自足の田舎暮らし
- 自然と調和、必要最小限、永続
- お金は存在しない(シェアする、分かち合う)
- 所有はない(共同する、共有する)
- みんなで相談する
- 判断の基準は、自然との調和、みんなが幸せ
- 社会のベース(動機づけ)は、感謝、信頼、安心、喜び
実現のステップ
- 事実を知る、事実を知らせる。
- 実践する、できることをする。
- 解決に向けてネットワークを広げる。
- そのために「非対立」を身につけること
- 「非対立」とは、対立せずに問題を解決すること
- 怒りやモノサシを捨てること
- どんなことがあってもあきらめないこと
- 希望を持ち続けること
- 笑顔、笑声、笑心
高木義之さん、ありがとうございます。