考える前に動く習慣: 始める、進める、続ける――禅の活かし方
考える前に動く習慣: 始める、進める、続ける――禅の活かし方 (単行本)
- 作者: 枡野俊明
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: 単行本
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最初の質問
Why? 行動力を高めたい
What? 考える前に動くには?
How? 自分が大量行動、そしてその方法を伝える。
実践アイディア
毎朝掃除の時間を作る
脚下照顧を実践・・・靴を脱いだタイミングで思い出す。
12時までに寝る
怒りに対して「調息」
帯
考えすぎるのではなく、
無思慮になるのでもなく、
ただシンプルに「一歩踏み出す」。ー人生はここから好転する
さっさと始める、進める、続ける
禅では「行動」を重んじる。同じことを理屈抜きで繰り返すのが、修行の基本。
あれこれ考えても行動しなければ答えは出ない。
まず「動く」こと、そして「続ける」こと。
この2つがいい人生の土台となる習慣を作る柱になる。
「一念忘機」(いちねん機を忘ず)
禅の言葉。余計なはからいを捨てることが重要。
これは習慣化にも同じことがいえる。
「脚下照顧」他人ではなく自分と比較する
脚下照顧とは、自分の足元をしっかり見つめ、昨日の自分より「半歩」でも先に進む事が大事、という意味。
人は様々な場面で自分と他人を比較する。だが他人と比べても何も変わらない。
比較対象を他人から自分に変えると、生きるのが楽になる。
「体を動かす」ことで気分を切り替える
日々の生活でいろいろなことがあるが、嫌なことがあった日の夜は気持ちが暗くなったりする。
気分を切り替えるには、あれこれ考えるよりも、「体を動かすこと」が大事。立ち止まってしまいそうなときほど、「忙しくする」。
「一掃除二信心」
オススメの体の動かし方=掃除
信心は修行の土台となる大切なものだが、禅ではその更に上に「掃除」を置いている。
すっきりと片付いた部屋は、心のもやもやを洗い流す。
「心身一如」
身体と心は一体のもので切り離せない。
夜は日をまたぐ前に眠りにつく。
体がつかれれば心も疲れる。
寝る前30分の過ごし方が大事。
「座禅」する、音楽を聴く、アロマを炊いてリラックスする、など。
怒りが湧いたら「調息」
背筋を伸ばし「丹田」を意識、深く、ゆっくりと息を吐き出す。
吐き切ったら、同じように深く、ゆっくりと息を吸い込む。
数回繰り返すと激した感情もおさまってくる。呼吸を整えると心も自然に整う。
「人間の最大の罪は不機嫌である」
ドイツの文豪、ゲーテの言葉。
今この瞬間を、「無心」で行動する。
その時にできることをひたむきにやる。
「我道は一を以て之を貫く」
自分が歩いている道は一貫している方がいい、という意味。
会社でもそこを選んだ=ご縁があった、ということ。そうであるならばいい、わるいではなく、まずはがむしゃらにその縁と付き合う。存分にやりきってから、あらなた選択肢に目を向ければいい。
退屈な1日に喜びを見出す
代わり映えのしない毎日は、退屈にも感じられる。しかし、いつものように、何の変哲もなく過ぎていく1日こそがありがたいのである。
「安閑無事」
身体も心も安らかで静か、何事も無く平穏な状態、という意味。
同じことの繰り返しの中に、新たな気づきや発見がある。
昨日とは違う自分で生きている。正確には、生かしていただいている。
その日に生かしていただいていることが素晴らしい。
枡野 俊明さん、ありがとうございます。