相手を完全に信じ込ませる禁断の心理話術 エニアプロファイル
- 作者: 岸正龍
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最初の質問
Why? うまく伝える自分になるため
What? 気質の違い?どんなタイプ?その人はどんな言葉を聞きたい?
How? 上手に伝える、人をよく見て、合わせられる自分になる。
実践アイディア
よく人を見る。個性を大切に考える。それぞれのタイプを理解し、なんとなくいろいろな人のタイプを探ってみる。
帯
アップル、トヨタ、IBM、コカコーラ、GM、コダック、モトローラ、P&G、ヒューレッドパーカッド、ボーイング、モトローラ……
破壊力は劇薬並み!
「人の心の底」が、こんなにわかってしまう。
エニアグラム
個人の特性を9つのタイプに分類していて、世界中のすべての人はそのうち1つに当てはまるとしている。
9つ全てをある程度自分の中に持っていて、その中で1番強く表面に現れているのが自分のタイプ、つまり「強弱」
心の4重の同心円構造
- 「役割的性格」・・・自分に与えられた役割にのっとった発言や行動
- 「習慣的性格」・・・住んでいる国や地域の文化的習慣や日常の生活習慣によって形成されていく性格の部分
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「狭義の性格」・・・一般に人格と言われているもの。幼少期に作られ変えることができない
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「気質」・・・もって生まれたもの、かえることができない。
- 人は生まれた時点で既に気質を持っている。
- 持って生まれた気質は、何があっても変わらない。
- 人の根本的な考え方や性向は、気質によって決まっている
それぞれの気質の無意識化には、それぞれの「恐れ」が刻み込まれている。その恐れから逃れるための「欲求」が無意識化で生み出される。
- 無意識化の恐れ:気質に刻み込まれた意識することのない強い不安感。
- 無意識化の欲求:恐れから身を守るために生み出された欲求
- 人生のルール:こうしていけばうまくいくと信じている人生のルール(無意識に自動反応的に出る)
エニアプロファイル
- 怒ると怖そうな親分「ビッグボス」:「他人にコントロールされること」を恐れている
- おせっかいなフレンド「スマイリー」:「あるがままの自分では愛されないこと」を恐れている
- 気難しい専門家「シンカー」:「自分が無力で無能であること」を恐れている
- 表裏がありそうな成功者「クール」:「あるがままの自分には価値がないこと」を恐れている
- 空気を読まないエンターテイナー「ファンラバー」:「満たされることがないこと」を恐れている
- 実は日本人に多く存在する「バランサー」:「自力では生存できないのでは」と恐れている
禁断の心理話術
アプローチ:キラーワード
- ビッグボスには「パピー作戦」:「叱ってください」「勉強させてください」
- スマイリーには「ありがとう、ありがとう、ありがとう」:「ありがとう」「あなたのおかげです」
- シンカーには「雑談なし」「気合や姿勢は逆効果」「相手の関心がどこにあるか探る」:「よくご存知ですね」「もっと聞かせてください」
- クールは認めるポイントを間違えず、結果を絡めて話:「素晴らしいです(結果に対して)」「憧れます(ステータスに対して)」
- ファンラバーには「小さな子供を手の中で転がす」感覚で:「すごいです!」「絶対いけます!(アイディアや可能性に対して)」
- バランサーにはとにかく「安心」を提供:「私もそうです」「絶対××させません(証拠も)」
ビジネスシーンでの活用
- 営業や接客などのセールス
- 上司あるいは部下に対しての社内コミュニケーション
- コンサルタントやコーチなどの専門家での立場の指導
プライベートでの活用
- 恋愛関係
- 親子関係
- 友人・知人関係
ラポールを得るために
- ミラーリング・・・相手の動作や姿勢を鏡に映したようにマネする
- ペーシング・・・相手の話し方や呼吸にペースを合わせる
- キャリブレーション・・・ノンバーバル情報から心理状態を把握する。
- バックトラッキング・・・言葉のおうむ返し
岸 正龍 さん、ありがとうございます。