1秒でわかる!半導体業界ハンドブック
- 作者: 泉谷渉
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/10/27
- メディア: 単行本
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最初の質問
Why? プレゼントしてもらった
What? 半導体業界を知る
How? 研究と仕事のモチベーションUP!
帯
自動車、PC、スマートフォンから、注目の医療、環境エネルギー分野まで
世界市場25兆円の
超巨大産業が一気にわかる!!
就活にも最適!
本書の主な内容
序章 半導体がなければ何も始まらなかった
第1章 半導体は超サプライズ産業だ
第2章 半導体業界の儲けの仕組みと産業構造
第3章 半導体の用途はITから環境エネルギーへ
第4章 進化する半導体業界の最新トピックス
第5章 これが世界の半導体主要プレーヤーの全貌だ
終章 半導体はこれからも「産業の米」として爆裂する
地上で水に次いで多いシリコンから半導体は作られる
半導体とは。
電気をよく通す導体と、電気を通さない絶縁体の中間に位置するもの。
抵抗が小さければ電機は流れやすい。
最も多く用いられているのは、シリコン。
そこいらにある土や石の中に、多くのシリコンが含まれている。
半導体普及理由:地球上にあふれているシリコンという安い物質を、純度を高めて使うことで、圧倒的なローコストを実現した。
半導体デバイスとは
など、機能によってさまざまな種類に分かれている。
トランジスタが半導体の基礎技術
デジタルとアナログ
- アナログ:手、耳、目、口、鼻に代表される人間の五感にあたることを直接的にはさす。感覚的な、もしくは数値的でない間食をアナログ的という。
- デジタル:常に0か1か、という数値で割り切れる世界。数学的、データ的、演算的。
デジタルの強みは、数値化されているが故のスピードの速さ。繊細な画像などを実現できる。
アナログは、スピードはのろいものの、人間は本来アナログであるがゆえに、より動物としてはあっている。
シリコンICは電子または正孔のどちらかのキャリアを利用した「MOS型」と、両方を利用した「バイポーラ型」に分類される。
ICにはアナログICとデジタルICがあり、アナログ波形のようなアナログ信号を処理するのに適している。
デジタルは0,1というデジタル信号を扱い、計算(プロセッサー)、記憶(メモリー)、信号処理(ロジック)などの機能を果たす。
エレクトロニクス市場の変化
新興国を中心としたローエンド市場と、先進国および新興国の富裕層を中心としたハイエンド市場の二極化
製造コスト
半導体を作るために必要な経費の60%が設備投資とR&Dといっても過言ではない。
自動車産業もR&Dに注力しているが、それでも5%前後。
半導体産業は少なくとも売り上げの12%が研究開発投資に充てられている。
半導体商社はグローバル展開へ
半導体はメーカーではなく商社が広く販売するというケースが主流。
日本国内の半導体流通の経路のうち90%は商社が担っている。
半導体商社は海外メーカーの製品を輸入して販売するという役割も果たしている。
系列商社と独立系商社が存在。
単に半導体ユーザーへ必要なデバイスを届けるだけでなく、そのデバイスの適切な使い方をサポートしたり、さらにはユーザーの開発に加わって一緒に製品作りを進めたり、ソフトウェアやシステムなどの製品の一部分の開発を請け負ったりする、メーカー並みの技術力が求められるようになっている。
こうした人員をFAE(フィールドアプリケーションエンジニア)という。
環境エネルギー市場
半導体の新たな搭載マーケットとして、次の巨大市場である「環境エネルギー」の急速な立ち上げが世界同時に進められようとしている。
医療、宇宙、ロボットなどの将来分野に、次世代半導体が大活躍
人間の脳の構造は256ビットと言われているが、すでにソニーは128ビットを実現。
つまり、半導体の最先端技術は人間の脳の半分まで迫ってきた。サイボーグ実現は決して夢ではない。
21世紀が幕開けし、次の100年度のような時代になるか、実は誰にもわからない。
1つだけわかっているのは、今後の画期的な技術進展のコアとして、「産業の米」である半導体の活躍ステージが拡大すること。
実践アイディア
研究に感謝する。
今後の世の中の動きに気を配る。
全体で感じた事
今の便利な社会に感謝。
半導体の可能性、今後の発展が楽しみ。
半導体商社って、素晴らしい。
泉谷 渉さん、ありがとうございます。