[速読練習]1日1冊読書記録[制限時間30分]

1日1冊30分の制限時間での読書記録。備忘録も兼ねて。速読のハードルを下げ、やってみようかな、と思っている人の役に立ちたい。

脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬

脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬

脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬

最初の質問

Why?  脳について、もっと知りたい
What? 最新の研究成果をわかりやすく
How? 毎日に活かす、脳をうまく使う

 

右手を握ると記憶力がアップする

好調な人のそばにいると、自分も好調になる

性の快楽はお酒で代替可能

ー人気の脳研究者が厳選した、

面白くてちょっぴり不公平な脳の話と、最新の科学知見

 

脳の不思議な仕様

 不平等な世界のほうが安定する

神経細胞をつなぐシナプスには強弱がある。

強度差は100倍、強いシナプスは少なく、大多数は弱い。

コンピューターシミュレーションによれば、

不平等な脳回路は平等なシナプスで出来た脳回路よりも、動作が安定し省エネである。

「平等さを突き詰めると不平等になる」のは、自然なプロセス。

 

上流階級=モラルが低い

モラルの低さは生まれつきではなく、地位がもたらす。

実験によると、上流階級はモラルが低い。

車を高級車と大衆車で分けて、交差点で割り込む率を調べた結果、平均12%、高級車は30%だった。

「自分は社会的地位が高い」と思って行動してもらうと、下流層の人でも非道徳的な態度になる。

 

手を握るだけで記憶力が上がる

覚える前は右手、思い出すときは左手を握る→記憶力が上がる。

右手・・・覚えることに関与する脳の左側の前頭葉

左手・・・思い出す事に関与する脳の右側の前頭葉

が、活動するため。

 

「情報シェアしたい」は自分のため

面白い情報を得て、それを人に伝えたくなった時は、脳の報酬回路、つまり快感回路が活性化。

言い方を変えれば、自分が快楽を得るための自己満足的な行動として「人に伝えたい」という感情を説明できる。

 

人間はこれ以上賢くならない

脳において、

記憶力と想像力は反比例する、と考えられている

例:記憶力が病的に高いと、現実と脳内の世界が区別できず、日常生活に支障が出る。

記憶は諸刃の剣

忘れることも重要な作業のひとつ。

 

男女で異なる脳の使い方

冗談をきいた時、男性よりも女性のほうが、側坐核が強く活動する。

側坐核:快楽に関する脳部位

つまり、女性のほうがユーモアを楽しんでいるといえる。

 

年をとっても神経細胞は減らない

確かに神経細胞の数は、新生児で多く、高齢者で少ない。

これは徐々に減ったわけではなく、生後3年間がポイント。

3歳頃までに神経細胞は約70%間引きされ、それ以降は殆ど神経細胞は減らない。

アルツハイマーなどは確かに減るが、これは病気である。

 

実践アイディア

覚えるときに右手を握る。読書中も。

思い出すときに左手を握る。

自分のためにも存分にシェア

 

全体で感じた事 

脳って面白い。

これからもどんどん活かしていきたい。

研究、更に楽しめる。感謝。

 

池谷裕二さん、ありがとうございます。

 

脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬

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