[速読練習]1日1冊読書記録[制限時間30分]

1日1冊30分の制限時間での読書記録。備忘録も兼ねて。速読のハードルを下げ、やってみようかな、と思っている人の役に立ちたい。

子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ

子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ (Sanctuary books)

子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ (Sanctuary books)

最初の質問

Why?  子どものとコミュニケーション、めっちゃ興味ある
What? 具体的な方法
How? わくわくブログ、子どものお母さんにアウトプット

 

怒って落ちこむその前に

子どもが

聴いてくれて

話してくれる

会話のコツ

気もちが分かればラクになる最上のコミュニケーション

 

「子育てが180度変わった!」2万人のママが実感!

 

具体的な聞き方・答え方がわかります。

こんなとき、なんて言ったらいいの?

質問しても、ぜんぜん答えてくれない!

  • 幼稚園や学校での出来事を知りたいとき
  • 兄弟姉妹でケンカが始まったとき
  • お片づけをしてほしいとき
  • 友達と仲良くしているか知りたいとき

 

会話以前の大事な話

10歳までの親子の会話が人生を決める

親の一番大切な役割は、「子どもの自己肯定感を育てること」

 

自己肯定感とは

「ぼくは、ぼくだから大丈夫。わたしだから大丈夫。」

「ぼくは必要とされている。わたしは愛されている。」

「ぼくは自分が好き。わたしはわたしのことが好き。」

と思える、強い心。

 

自己肯定感が育まれると
  • 何かに挑戦して学んでいける
  • 壁を乗り越えられる
  • 相手の気持ちや立場を思いやれる

 

自己肯定感は脳の中に実際に存在

 

  1. 呼吸や睡眠によって、体を健康に保つ働きをする「脳幹」
  2. 心を司り感情を育む「大脳辺縁系」
  3. 考える、記憶するなど、脳の高次機能を司る「大脳(皮質)」

 

この3つのうち、1,2の働きを整えることで、子どもの自己肯定感が育まれる。

多くのお母さんが1,2をすっ飛ばして、3ばかりに働きかけている。

 

順番が大事

①生活リズムを整えて体を育み、

②親に認められ愛されていると実感して心を育む。

これが自己肯定感を大きくするための基本。

 

自己肯定感を大きくする=器を大きくする

多くのお母さんが、子どもの器を大きくする前に、水(知識・情報・社会のルール)を注ぐことに一生懸命になっている。

栄養価の高い水、有名な水、皆に褒められる水を汲んできて、まだ育っていない器に入れる。でも器が小さいから、あふれてしまう。そしてまた汲んできて、溢れさせて・・・とヘトヘトになっているお母さんたち。なかなか水が入らないことにイライラするおかあさんもいます。つまり、「何度言ったらわかるの!」と叱ってしまうおかあさん。

自己肯定感の鍛え方(器を大きくする方法)はただ一つ、「親の言葉かけ」

自分は丸ごと認められている、自分は丸ごと愛されている、と実感すると、どんどん自己肯定感が育つ。

10歳までに大きくすることがポイント。それ以降は、この成長が緩やかになる。

 

「認める言葉」が、子どもの器を大きくする

自己肯定感を育てる言葉=子どもを認める言葉

親は教えているつもりで、否定する言葉をたくさん使っている

 

悲しいことに、日本の子どもは自分に自信がない

日本の若者は、諸外国に比べ自己肯定感が圧倒的に低い
⇒自分自身に満足、日本の若者は50%弱、諸外国は70%超。アメリカは86%。

アメリカ人は子どもが何もしていなくても、機嫌がよいときにはたくさんほめる。

日本人は、子どもの機嫌がよくてもなにも言わず、失敗したり悪さをしたら叱る。

つまり、日本の子どもは悪い点ばかりを指摘されて、よいことをしても、それは当たり前とされてしまう文化がある。

 

自己肯定感がないとどうなる?

主張はおろか、自分の意見や考えを持てなくなる

子どもへの言葉かけは、人生で一番大切と言っても過言ではない

 

子どもに正論を言っても意味がない

真面目な親や、高学歴の親であればあるほど、子どもの話に対して正論で返す傾向がある。

論破してしまう。思わず正しいことを言いたくなる気持ちもわかるが、グッと我慢すべき。

子どもは失敗も含めて、今まさに学んでいる最中。成長過程。

子どもを論破して、こちらの指示通りにやらせることが目的ではない。

子ども自身が、「自分でやりたい!」と思える心を育てることが目的。

 

会話のコツ

 

  • 子どものよいところ、わるいところ、どちらも認める(全部認められるのは親だけ。ルールは後で伝える)
  • 会話の目的を明確にする(ゴールがはっきりすれば作戦もたてやすくなる)
  • ききだそうとしない(子どもには子どものタイミングがある)
  • ひたすら、うなずく(話を広げる必要はない)
  • 子どもの言葉をくりかえす(子どもはそれだけで満足する)
  • 子どもの気持ちを、言葉に置き換える(子どもはまだまだ言葉を知らない)
  • 「きもち」を受け止めてから、4W1Hで「事実」をきく(Whyは責めるニュアンスのため×、気持ちと事実をわける)
  • 指示しない、禁止しない(「レッツ」と「いいよ!」を使えばうまくいく)

 

 

親が指示してしまう理由
  • 時代背景・・・子どもは所有物で、言うことをきかせるものという考え⇒時代は変わった。自立が求められている。
  • おとなが教え込まないといけない!と信じられている・・・最近の研究では、赤ちゃんは自分で選び、自分で考えることができる、素晴らしい能力をもって生まれてくることが判明。

指示や禁止は、時代遅れ。

 

褒め方のコツ

あたり前のことをできたときに、口に出してほめる

最高のほめ方は、第三者からの一言。

最低なほめ方は比較の一言。

 

叱り方のコツ(緊急性が低い場合)

 

  • 子どもの性格や能力を決めつけない
  • 主語はIにする
  • 比較しない
  • その場で叱る

 

 

表情のコツ(無表情は怖い)

  • ほめるとき⇒口角を上げて、にっこり微笑みながら。

  • 叱るとき⇒真面目な表情で真剣に

  • 悲しいとき⇒目尻、口角を下げて、しょんぼりしながら

  • 楽しいとき⇒顔がクシャクシャになるくらい、思い切り笑いながら

  • 驚いたとき⇒目を丸くして、のけぞるように

 

子どもとの距離が縮まるちょっとしたコツ

  • 目線の高さを合わせる

  • 同じ方向を向く

  • スキンシップをする

  • 赤ちゃん言葉を使う

  • 家族だけの言葉をつくる

  • 声の出し方を工夫する

 

男の子・女の子のコツ

女の子

  • 女の子は情緒的に話すと伝わる。
  • 「ツルンと滑って、あたまをゴーンと打つから危ないよ」
  • 擬態語や擬音語、形容詞などを使うとわかりやすい
  • 映像的、感覚的に話す。
  • 先の見通しがつく生き物

男の子

  • 男の子は合理的、科学的に話すと伝わる。
  • 「水があるとすべるよ、お風呂もすべりやすいよね」
  • 根拠を軸に話すと納得も早い
  • 事実関係や方角、数字を使って話す
  • 一回試す生き物

実践アイディア

表情を豊かにすることを意識する

会話、ほめ方のコツを実践する

何度も深く学んで、ブログにアウトプット

 

 

 

天野ひかりさん, 汐見稔幸さん、ありがとうございます。

 

子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ (Sanctuary books)

子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ (Sanctuary books)