フォーカス
- 作者: ダニエル・ゴールマン,土屋京子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2015/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最初の質問
Why? フォーカス大事
What? フォーカスの仕方
How? フォーカスの達人になり、行動、人生の質を高める
実践アイディア
毎日マインドフルネス
100%注意を向けて取り組む感覚を意識
帯
成功は「集中力」で決まる
全世界500万部「EQ」の著者最新作
待望の邦訳刊行!
「注意力」とは
物事を理解したり、良好な人間関係を築いたりする上で欠かせない。
理解、記憶、対人関係を円滑にこなす能力など、無数の知的活動に内在している。
この注意力がパフォーマンスに大きく影響する。すなわち、人生の成功を左右する。
「選択的注意」
周囲の騒音や心配事など、次々に襲ってくる刺激を無視して1つの目標だけに神経を傾注する能力。この能力が高いほど、物事に集中できる。
とくに何も考えていない時、思考は自分のことに向かいがち。
こうした「マインドワンダリング(心の徘徊)」は、たいてい思案や心配へ向かい、集中を妨げる。
3つの「集中力」
- 自己への集中:自分の直感や指針となる価値観に波長を合わせて懸命な判断を下すために必要である。
- 他者への集中:他者との円滑な関係のために必要である。
- 外界への集中:より広い世界で生きていくために必要である。
自分の価値観に従うために
自分の内なる肉体の声を正確に聞き取る能力が決め手。人が生きる上で最も深い目的意識や意味づけは、大脳皮質下の領域に保存されており、この領域は内臓と密につながっている。
1万時間の法則・・・どのような分野でも、一流の成功を収めるには1万時間の練習が必要である
しかし、長時間練習しても、心が上の空では身につかない。
成功の秘訣は「意識的な練習」だ。100%の注意を注ぐことで、脳の処理スピードが速まり、技術の習得を可能にする神経回路が拡大する。
マインドフルネスの2つの効果
- 脳の前頭前野にある注意の割当てを決める神経回路の機能を向上
- 選択的注意(他のことに気が散らないようにする働き)の向上
マインドフルネスをすると
前頭前皮質内側部の活動が鎮静し、脳内おしゃべりが減って、集中力が高まる。
とくに、挫折したり傷ついたりした時に思いつめるタイプの人に有効。
マインドフルネスがあれば、みじめな堂々巡りにつながりかねない思考の流れを断ち切れる。
思考に流される→立ち止まって、「それは単なる思考にすぎない」と見切り、その思考に基づいて行動するか否かを選択できる。
1日20分を4日間やるだけでも、効果が見られる。
ダニエル・ゴールマンさん、土屋 京子さん、ありがとうございます。